海外でも高い評価、天然水仕込みの隠れた銘酒
――「チトセザカリ純米吟醸」呑み比べ3本セット

日本を代表する酒どころ秋田県。秋田の日本酒といえば、何を思い浮かべますか?

「高清水」「新政」「飛良泉」などのブランドが全国的には有名ですが、それはほんの一部にしかすぎません。秋田県には「日本を代表する酒どころ」の名に恥じない個性的な日本酒を造る酒蔵がたくさん存在し、日本酒愛好家の好奇心を刺激しています。

その中に、国内の一部の好酒家を楽しませるに留まらず、海外の日本酒ファンも惹きつける日本酒を製造する酒蔵があるのです。

秋田県鹿角市にある千歳盛酒造—

世界も評価する秋田の隠れた銘酒をご自身で味わってみませんか。

日本酒造りに恵まれた気候風土の下、秋田県ならではの酒酵母と名水といわれる地元天然水で仕込まれた“チトセザカリ”3種類を1セットにした“チトセザカリ”シリーズを、まずはお試しください。

それぞれに個性があります。秋田県鹿角市の情景を思い浮かべながら、飲み比べを楽しんでみてください。

酒造りに込めた「伝統」と「挑戦」への想い

明治5年(1872年)の創業当時、千歳盛酒造は地元で飲まれる濁(にごり)酒などを造っていました。やがて酒造りの技術に磨きをかけ、昭和初期には上質な清酒を造り出す酒蔵に成長します。

「小さく大事に醸す」という酒造りの真髄を持って酒造りを続け、その結果、創業から150年もの間、地元の人々に愛され続けてきたのです。創業者が『世の中の繁栄と人々の不老長寿の願い』が込めて命名した酒銘の千歳盛」。その想いは世々変わらず、千歳盛の酒造りを支えてきました。

一方で伝統を守ると同時に、世界で評価される進化した酒造りへ挑戦を続けてきました。近年では、チトセザカリ「絹色」が、海外での品評会において受賞をするなどの進化を続けています。

銘酒を育てる恵まれた環境

千歳盛酒造がある秋田県鹿角市は、青森県、岩手県、秋田県の県境に位置しています。北部には十和田湖、南部は八幡平や焼山がある山岳地帯。

広大で厚い黒土、昼夜の大きな寒暖差で、そして一年を通して涼しい気候が、米の栽培に適地とされています。

山々に囲まれ、厳冬に降り積もる雪は、豊富な天然水を生み出します。千歳盛の仕込水は、蔵の上に位置する白洲台地から湧き出す天然伏流水を使用。大量の積雪が生み出す豊かな雪解け水が、長い年月をかけてリン酸や塩化物など発酵促進の有効成分を多く取り込み、酒造りに適した仕込水となります。

この環境があってこそ、美味しい日本酒を造り出すことができるのです。

この贅沢な呑み比べで、違いを知って欲しい!

厳選した「チトセザカリ純米吟醸呑み比べ3本セット」は、チトセザカリシリーズの、純米吟醸「絹色」「桃色」「水色」をセットにしました。

チトセザカリ純米吟醸「絹色」

フレッシュでフルーティな香りが長持ちするAKITA雪国酵母と、秋田酒こまちを組み合わせた「絹色」は、中国の日本酒品評会、2020 Sake-China吟醸/純米吟醸部門で、フランスの日本酒品評会2021 Kura Master純米酒部門でそれぞれ金賞が受賞されていることから、海外の日本酒愛好家の間でも人気のあり、年によっては品薄傾向です。

チトセザカリ純米吟醸「桃色」

秋田県能代市二ツ井にある。桜の名所「きみまち阪」の桜から培養された秋田美桜酵母で、秋田県大潟村産美郷錦を仕込みました。千歳盛酒造にとって初挑戦となった、酒米と酵母で試行錯誤しながら造り上げた、渾身の日本酒。しっかりとしたボディを感じる味わい、それを引き締める酸。ボリュームと酸が絶妙なバランスで絡み合った日本酒に仕上がっています。

チトセザカリ純米吟醸「水色」

秋田県産秋田酒こまちを協会1401号で、じっくりと仕込みました。爽やかなキレのある日本酒に仕上がってます。シャープな味わいの中に、程よい甘さを感じる爽快な日本酒です。